看護師の表情

意外にも看護師には笑顔で接する人は少ないと思います。無愛想と言う訳ではないが対応がフランクなだけあって結構冷たく感じる事が多い。特にそれが不快ではなく感じるから不思議なものです。看護師に求められるのは天使のような微笑みでも無く、優しさでもありません。安心感であると言う事が段々と解って来た気がします。逆になよなよしながら愛想笑いで対応する方があまり逞しさを感じられないかもしれません。人よりけりですが、わたしは看護師のフランクな対応の方が好きだと感じます。勿論笑顔で対応するに越した事はないですけどね。

今と昔では看護師のイメージが違って来ています。大変な仕事である事には変わりませんが、年中患者の看護をしながら生命を守る姿勢には感嘆します。看護師こそ患者の笑顔を見たいだろうに、と思います。症状にもよりますが、特に年配の患者は表情に乏しい方がほとんど。ベッドから動けない寝たきりの姿を見ていると、この人も少し前までは元気に動いたり笑ったり怒ったりしていただろうと思うと何とも言えない切なさがこみ上げて来ます。新米助手であるわたしにはそんな感傷的な印象しか抱けませんが、ベテランの看護師や助手はそんな甘やかな感傷など浸っていられないとでも言う様に、元気だった頃と変わらない明るい対応をするので返ってそれが患者を安心させるのではないのかと思うのです。
笑顔であっても無愛想であっても、場を暗くさせない対応をするのが看護する者の力量だと思います。

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